インテリアコーディネートでもメインとなるダイニングテーブルの木材(素材)。
木製の家具には様々な種類の木が使用されています。特に木の風合いを最も感じることのできる無垢材を使用した家具は、素材ごとの特徴が家具の印象を大きく左右します。また、流通量や加工のしやすさ等が異なるため、木の種類によって価格も変動してきます。
同じ無垢材で作られた家具でも、金額が異なるのはこの木材価格が異なることが原因です。
今回は、木材の価格順に素材の特徴や風合いをご紹介します。
これから「木の質感にこだわったダイニングテーブルを買いたい!」と考えている方は、ぜひお気に入りの木製家具を探すために一つの指標として参考にしてみてください。
【ダイニングテーブルのオススメ木材】知っておきたい天板の素材を解説!
1.ウォールナット材
ウォールナットとは、木目が美しく世界的に評価の高い、高級材の代名詞ともいえる素材です。ウォールナット材の家具は他の木材と比べると、少し価格が高いです。マホガニー材、チーク材とともに世界三大銘木に数えられ、高級家具に使われているのがウォールナット材だといえます。耐衝撃性・加工性からも、人気があります。
クルミ科ですが、家具の材料として使われる「クルミ」とは別物のようです。ウォールナットを日本語に訳すと「クルミ」となりますが、ウォールナットと表記されている時は、「ブラックウォールナット」や「アメリカンブラックウォールナット」と呼ばれる種類を指します。ウォールナットの色合いは濃い色目(紫色を帯びた深い暗褐色)で重厚感があります。カラーでいうとミドルブラウンやダークブラウンと呼ばれることが多い色です。
見た目的な重厚感もありますが、素材そのものも硬くて重量があり強度が強く狂いが少ないです。そのため、加工するには非常に優秀な素材なので古くから家具の素材として重宝されてきました。
また、使用上の特徴として、経年変化で色合いが明るく変化します。
一つの家具を長く使用して木材の味を楽しみたいと考えている方にはとっておきの素材です。
関連記事:>>【高級感!】ウォールナット材ダイニングテーブル・おすすめ7選!おしゃれな空間に!
2.メープル材
メープルシロップが有名ですよね。シロップを採取するシュガーメープルの木がメープル材の素材となっています。白く細かい木肌で軽やかな印象を与える木目です。
ナチュラルや、ライトブラウンと表現されることが多い色味です。メープルも非常に硬く重量があり、割れにくく衝撃に強いという特徴があります。その強さの証拠として、メープルはボーリングのピンにも使用されています。ボーリングのピンが割れているところは見たことないですよね。
無垢材 メープル天然木 丸みのあるデザインのダイニングテーブル
メープル材は木肌がつるつるしていて、肌触りが滑らかなので、チェアの肘部分など長時間肌に触れているような場所に使われているとうれしい素材です。
3.オーク材(楢)
オーク材の本来の木肌はナチュラル色となっています。しかし、塗装がしやすいため明るい色から暗い色まで幅広い色味の家具がオーク材で作られています。
また、オーク材はウォールナット材とは逆で、経年変化によって色が濃くなって褐色に変化していきます。オーク材も硬く丈夫ですが加工しやすいため、古くから家具の素材として使用されています。ヨーロッパでは古くから船舶やウィスキーやワインの樽の素材としても使用されてきました。
オーク材の木目には虎斑(とらふ)という特徴的な模様がでることがあります。虎斑模様は複雑で、直線的な木目の中に斑点模様や、木目に反するような細かい線となって木目上に現れます。虎斑は木の幹が土壌中のミネラル分を吸収した際の跡ですので、その木材が家具になるまでの成長を感じられる模様です。
是非、虎斑模様を見つけてその木の生き様を感じてみてください。
オーク材のおすすめダイニングセット
4.タモ材(アッシュ)
硬式野球の木製バットの素材として使われていることが有名です。
バットの特性から想像できるように、硬いだけではなく弾力性にも優れた木材で、無垢材の家具として広く普及しています。木肌は優しい肌触りで、部分的な木目の黒いムラも少なく、素直で美しい木目のものが多いです。
タモ(アッシュ)材のおすすめダイニングセット
5.アルダー材
やさしい肌触りで、あたたかみのあるやさしい雰囲気の木目が特徴です。
アルダー材も伐採直後は白っぽい色をしていますが、経年変化で褐色に変わっていきます。粘りが少ないうえにやわらかく、機械加工しやすいため、ギターなどの楽器にもよく使われます。
アルダー材のおすすめダイニングセット
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6.パイン材(松)
点在する“節”が、ナチュラルで素朴な印象を与える木目が特徴です。近年人気のコーディネートであるフレンチカントリー調の家具に使用されることが多いです。爪をたてると痕が残ってしまうほど材質はやわらかく傷つきやすいですがその分、加工がしやすいので木目を活かした様々な家具に使用されています。
比較的安価な素材なので、無垢材の木製家具の中でも気軽に手を伸ばしやすい価格で販売されているものが多いです。
まとめ:【ダイニングテーブルのオススメ木材】知っておきたい天板の素材を解説!
今回は素材の価格順に木の種類をご紹介しました。
1.ウォールナット材
2.メープル材
3.オーク材(楢)
4.タモ材(アッシュ)
5.アルダー材
6.パイン材(松)
※①が最も高価で⑥が最も安価
同じ“無垢材”を使用した商品でも金額が異なるのは、使用している木材の価格が異なるためです。
しかし、価格が高い木がより良く、価格の安い木が悪いとは一概には言えません。善し悪しの判断は自分の目で見て、触ってみて、その木目や材質を自分が気に入るかどうかです。今回紹介したものはあくまで予備知識として、実際の家具選びでは自分好みに素直にしたがってお選びいただくことをオススメします。
最後に天然木を使用した家具選びの注意点ですが、木目、節目、色合いは同じ家具でも1点1点異なります。店頭やインターネットで見たものと実際に届くものの風合いは多少異なります。だからこそ、自分のもとに届いた家具は“世界でただひとつの家具”になります。
世界にふたつとない自分だけの木目ですので、その風合いをじっくり楽しんでくださいね。
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