ダイニングといえば日ごろの食事をとったり来客時にはおもてなしをしたりと、使う機会の多い場所。
今回は、そんなダイニングルームに置くだけでおしゃれな印象に変えてくれそうな、デザイン性の高いチェアを参考にしたいインテリア事例も交えながら5つご紹介します!
リプロダクトで手に入る!「デザイナーズチェア(椅子)」おすすめ5選
アーコール・クエーカーチェア|定番だけどやっぱりカッコいい!
アーコールチェアとは、ルシアン・アーコラーニ(イタリア出身・家具デザイナー)が創業したイギリスの老舗家具メーカーERCOL(アーコール)で作られた椅子を指します。
曲げ木の技術をデザインに取り入れた椅子が特徴です。
背もたれのデザインパターンもいろいろありますし、ベンチタイプや子供サイズのものなどあえてバラバラの種類で使うのも楽しいですよね。
耐久性にも優れ、オイルなどで手入れをしていくことで色合いの変化があるのもポイント。時間をかけて自分だけのチェアに育てていく喜びは何とも言えません。ヴィンテイージのものは特に人気が高く、近年入手困難になりつつあるそうなので、どうしても欲しい!という方は早めに探しておいた方がよさそうです。
アーコール・クェーカーチェア
アーコール・クエーカー チェアErcol Quaker Chair(2602-024A)
定番のクエーカーチェアはぜひ人数分揃えて並べたい一品。
ハイバックは包まれるような安心感があり、のんびり過ごすリラックスタイムにもってこいです。アンティーク品はコンディションに個体差があるので、ネットでしっかり写真をチェックできるのは嬉しいですね。
イームズ・シェルチェア|手頃に名品を味える・リプロダクト
ミッドセンチュリーモダンの巨匠・イームズのシェルチェアといえば、永遠の定番と言っても過言ではないですよね。
硬質な素材ながらもシルエットは柔らかく、独特のフォルムと快適な座り心地で今なお世界中で支持されています。リプロダクトも多く作製されており、手ごろな値段で購入できるのも嬉しいですよね。座り心地や耐久性についてはそれぞれ差はあるようですが、ダイニングにこの椅子があるだけで雰囲気がぐっとおしゃれに変わるので、まずはリプロダクトで体験してみるのもいいかもしれません。
スモーキーでオシャレ!イームズシェルチェアー|リプロダクト
こちらはスモーキーでおしゃれなカラーの展開が豊富なだけでなく、ファブリックタイプやウッドタイプもあり、どの色にしようか迷うのも楽しい一品です。
また脚部も木製と鉄製あわせて6種類から選択できるので、お部屋の雰囲気に合わせた一脚を作り出すことができますよ。
カイクリスチャンセン No.42|北欧デザイン家具ならではのぬくもり!
背もたれから続く肘掛けと後脚のラインが特徴的で美しい、カイクリスチャンセンデザインの「No.42」。
アーム部分が短いので、ダイニングテーブルに合わせても収まりが良く、座り心地の良さはもちろんですが使い勝手も抜群の一品です。
ヴィンテージモデルではコンディションのいいものはいいお値段がするのですが、長きにわたって愛されてきた椅子なだけあり、それ相応の価値があるのは間違いありません。メンテナンス次第で何年も使い続けられるという点も、北欧家具の作りの良さを表しています。
No.42 ダイニングチェア カイ・クリスチャンセン|リプロダクト
宮崎椅子製作所 No.42 ダイニングチェア カイ・クリスチャンセン
現在では宮崎椅子製作所にてリプロダクトされたものが製作されており、デザインの美しさはそのままに手の届く価格を実現。
座面と木部の材質の組み合わせ次第で雰囲気がガラリと変わるので、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。また、北欧デザインそのままのサイズでは日本人にはやや高めの座面なのですが、希望があれば高さ調整もしてくれるという気づかいが嬉しいですよね!
アルネヤコブセン・セブンチェア|名前は知らなくても見たことがあるかも?
この特徴的な背もたれの形、どこかで見たことがある…という方も多いかもしれません。
デンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセンが60年以上前に作った、北欧を代表する椅子のひとつです。
合板を立体的に曲げてなめらかな曲線を描く座面は、ほどよく体にフィットして木とは思えないほどの座り心地。適度なしなりもあるのでよりかかっても頼りなさはなく、長い時間座っていても疲れません。脚部に使われている金属のクールな質感と木のあたたかみ、シルエットの柔らかさがあいまって、お部屋の雰囲気をワンランク上げてくれます。
スタッキングもできるので、来客時に椅子を増やすのも簡単なのは嬉しいポイントです。
アルネ・ヤコブセン セブンチェア|リプロダクト
リプロダクトも多く作られており、比較的安価に手に入るので、家族分プラスアルファでも揃えやすいですよ。
カラフルなものも増えていますが、こちらは飽きのこないベーシックなカラー展開となっています。ダイニングチェアとしてはすっきりとしたデザインで場所もあまりとらないので、一人暮らしのお部屋や手狭なアパートなどにおすすめのアイテムです。
ハンス・J・ウェグナー ザ・チェア|腰掛けるだけで、良さがわかる
引用:instagram
1950年にデンマークのデザイナー、ハンス・J・ウェグナーによってデザインされたこの「ザ・チェア」は、彼の作品の中でも最も完成度が高いと評されるほどの名品です。
無駄のない洗練されたデザイン、構造美はもちろん、座り心地においても最高峰にあり、「世界で最も美しい椅子」「椅子の中の椅子」などと言われ、まさに「ザ・チェア」と呼ばれる所以はそこにあります。
かつて故・ケネディ大統領が愛用していたことでも知られるこの椅子、自宅にあったらそれだけで幸福度が上がりそうですよね。
ハンス・ウェグナー The Chair ザ・チェア|リプロダクト
ハンス・ウェグナー The Chair ザ・チェア ダイニングチェア IDENTITY C300WX7
定番のレザーやファブリックの座面も捨てがたいのですが、ラタンで編まれたものも新鮮で素敵です。
レザー張りのものよりも軽いため動かす際に力がいらず、女性にも扱いやすい仕様に。ザ・チェアのデザインの良さはそのままに、座りごこちなど日本の暮らしに合わせて調整されているのが嬉しいですね。
北欧デザイナーズ 天然木オーク無垢材 ダイニングセット C.K. シーケー ダイニングチェア 2脚組
まとめ:【手に届く!】デザイナーズチェア5選。リプロダクトの名作椅子
気軽に買い替えることも難しく、使う時間の長いダイニングチェアだからこそ、適当なものは使いたくないですよね。
座り心地や高さ、重さなどこだわりたいポイントは人それぞれですし、デザインの良さも大切にしたいもの。ぜひ時間をかけて、これだ!という一脚を探してみるのをおすすめします。あなたにぴったりの椅子が見つかりますように!
限られたスペースでも使いやすいソファダイニングセットはコチラの記事で紹介しています!
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