羽毛布団の正しいしまい方とは?圧縮袋に入れるのはNG?

この記事では、羽毛布団の正しいしまい方についてご紹介します。羽毛布団を長く使用するための適切な保管方法をお伝えするので、ぜひお役立てください。

寒い冬に欠かせない羽毛布団をしまうときは、次のシーズンも快適に使うために正しく保管しておく必要があります。

間違った保管方法では、羽毛布団の劣化を招いてしまう可能性があるよ。

この記事では、羽毛布団の正しいしまい方や、保管の際に注意することについてお伝えします。

羽毛布団を長く使うためにも、正しい収納方法について解説するので参考にしてくださいね。

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著者インテリアコーディネーター

MAKO(マコ)
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羽毛布団をしまう前にすべきことは?

羽毛布団を収納する前に、いくつか準備しておくことがあります。準備を怠ると羽毛布団の劣化にもつながるため、しっかりと確認していきましょう。

布団カバーを洗濯する

まずは、羽毛布団の布団カバーを取り外して洗濯しましょう。布団カバーは肌に直接触れるため、汗や汚れがついています。

布団カバーを洗濯せずにそのまま収納すると雑菌の繁殖や羽毛布団の劣化につながるため、しっかりと洗濯するのが大切です。

布団を乾燥させて湿気を除去する

湿気は羽毛布団の大敵です。湿気を取り除くために、中までしっかりと乾燥させる必要があります。

羽毛布団を乾燥させる方法は以下の通りです。

  • 日陰で干す
  • 天日干しをする
  • 布団乾燥機を使う

羽毛布団の乾燥方法については後半で詳しく解説します。

保管場所をしっかり乾燥させる

保管場所の湿気対策も欠かせません。保管場所に湿気が溜まっているとカビが発生しやすくなり、羽毛布団にカビが生えて品質を損なう危険性があります。

扇風機や布団乾燥機を使って保管場所に空気を送り込み、湿気を取るようにしましょう。

除湿剤や除湿シートを保管場所に置いておくと日常的に湿気を吸い取ってくれますよ。

羽毛布団の正しい収納方法とは?

羽毛布団をしまう準備ができたら、あとは汚れや湿気がつく前に収納していきましょう。ここからは、羽毛布団の正しい収納方法について解説します。

羽毛を傷めないよう正しく畳む

羽毛布団のたたみ方を知らない方は案外多いのではないでしょうか?

羽毛布団は中の羽毛を傷めないための正しいたたみ方があります。羽毛布団のたたみ方は以下の通りです。

  • 羽毛布団を縦に三つ折りにする。
  • 縦に細長い形状になった羽毛布団を、今度は横に三つ折りにする。

羽毛布団の中には空気が溜まっているため、ゆっくり押さえて空気を抜きながらたたむとコンパクトになります。

一人ではコンパクトにたたむのが難しいかもしれませんが、可能な場合は誰かに手伝ってもらうとより効率よくたためますよ。

防虫剤と一緒に通気性の良い収納袋に入れる

コンパクトにたたんだ羽毛布団は、羽毛布団用の収納袋に入れて保管します。

羽毛布団を購入した際に羽毛布団が入っていたケースをそのまま使うのがおすすめですが、ない場合は通気性の良い綿や不織布素材のケースを購入しましょう。

また、収納袋のファスナーを2~3㎝程度開けておくとさらに通気性がアップします。

ダニやカビ予防のために防虫剤も一緒に入れておくのがおすすめです。

羽毛布団を乾燥させる方法は?

羽毛布団の劣化を防ぐためにも、収納前にしっかりと湿気を取り除き乾燥させておく必要があります。

ここからは、羽毛布団の湿気をとる方法をお伝えします。

日陰で干す

羽毛布団の湿気をとる方法として最もおすすめなのが、風通しの良い場所で陰干しする方法です。

陰干しの際注意すべきポイント

  • 湿気が少なく、天気の良い日の午前10時から午後2時頃の間に約2時間程度干す。
  • 途中で裏返し、両面をしっかり乾燥させる。
  • 羽毛の痛みを防ぐためにも布団カバーを付けたまま干す。

陰干しした羽毛布団を取り込む際は叩いたりせず、手で表面を優しく払う程度にしましょう。

天日干しをする

羽毛布団を干す際日光に当てる必要はありませんが、家の立地上どうしても日陰に干せない場合もあるでしょう。

そんなときは日光に当たる場所に天日干ししても問題ありませんが、長時間直射日光に当てると生地が傷んでしまう可能性があります。

そのため、羽毛布団を天日干しする際は必ず布団カバーをかけたまま、片面30分ずつを目安に干すようにしましょう。

布団乾燥機を使う

布団乾燥機を使って羽毛布団を乾燥させる方法もあります。

布団乾燥機は湿気を取り除いてくれるだけでなくダニの駆除もできるため、清潔な状態で羽毛布団を収納できます。

布団乾燥機は天候に左右されず、羽毛布団を気軽に乾燥できるから便利だね!

羽毛布団のしまい方で注意すべきことは?

羽毛布団を収納する際に気を付けるべきことがあります。来シーズンに羽毛布団を気持ちよく使うためにも注意点をしっかり把握しておきましょう。

羽毛布団の収納に圧縮袋は使用しない

羽毛布団はたたんだ状態でもボリューム感があるため、圧縮袋を使用する方もいるかもしれませんが、羽毛布団を収納する際に圧縮袋を使うのはNGです。

羽毛布団を圧縮袋にいれてしまうと羽毛がつぶれてしまい、羽毛布団本来のふわふわ感がなくなってしまいます。

長く使用するためにも羽毛布団は圧縮せずに収納しよう!

羽毛布団の上に物はのせない

羽毛布団は押し入れやクローゼットの上の方にしまいましょう。羽毛布団の上に物をのせた状態で保管すると、羽毛がへたる原因となります。

羽毛布団がしまえるスペースが十分に確保された場所で保管するようにしましょう。

通気性をよくして保管する

羽毛布団を保管中も定期的に湿気がこもらないようケアするのが大切です。

定期的に保管場所を開放して換気するようにしましょう。扇風機で風をおくったり、除湿器をかけるなど通気性をよくするのがポイントです。

まとめ:羽毛布団の正しいしまい方とは?圧縮袋に入れるのはNG?

羽毛布団の正しいしまい方や保管方法についてお伝えしました。

羽毛布団をしまう際に最も重要なのは布団をしっかり乾燥させることです。羽毛布団に湿気が溜まった状態で収納するとカビの原因にもなるので注意しましょう。

さらに、収納したあとも湿気が溜まらないよう定期的に換気をするなど通気性をよくするのがポイントです。

来シーズンも快適に羽毛布団を使用するためにも、ぜひ本記事を参考にして羽毛布団を正しく保管してくださいね。

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著者インテリアコーディネーター

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