【テレワーク用デスクの選び方】机と椅子の高さは?在宅勤務で気をつけるポイント

最近何かと話題のテレワーク。子育てしながら仕事をしている私はもともと、子供が体調不良で休暇を使うことが増えてくると仕事を持ち帰って家で作業をする、なんていうことが多々ありました。

しかし今回の影響で完全に在宅勤務状態に。

最初のうちは満員電車で通勤することもないし体力的には楽勝!と思っていたのに、なぜか疲れが取れない・・・

一週間も過ぎれば肩が痛い、腰も痛い、なんなら頭痛まで。
気が付けばオフィスで仕事をしている時より「なんか疲れている」状態に。

これってやっぱり、姿勢が悪いのかも。
そこで、在宅勤務に最適なデスクについて調べてみました。

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テレワーク用に最適なデスク・椅子を選ぶ基礎知識

仕事をするのに疲れにくい姿勢とは?

思えばオフィスでは椅子に腰かけ、パソコンデスクを使って仕事をしていましたが、家では場所が無いのでなんとなくリビングの小さいテーブルにパソコンを置き、足を投げ出した状態で床に座って作業をしています。

後輩の中にはベッドにもたれかかって膝にパソコンを乗せてやってます、なんていうツワモノもいて、なんかすごく背中痛いんですよね~。

・・って、確かにこんな格好で長時間パソコン作業をしていたら体も痛くなるわけですよね。

部屋の間取りの関係でデスクを置けない場合もあるかもしれませんが、やはり姿勢をキープするためには椅子に座ってデスクに向かう姿勢で作業する方が良い様です。

家にあるテーブルじゃダメなのか?

学生じゃないんだから、家に机なんてないよ・・・。
確かに、我が家も同じです。

という事でまずは、ダイニングテーブルで作業したら疲れにくい環境を手に入れられるのか検証してみました。
椅子に座って、ダイニングテーブルの上にパソコンや資料を置いてみると・・・おや、そんなに悪くない印象です。

次に寸法を測ってみました。

ダイニングの高さ

・テーブルの高さ・・・72cm
・椅子の高さ・・・40cm

うーん・・これはどうなんだろう。

一般的な、いわゆるパソコンデスクの寸法と比較してみましょう。

一般的なデスクの高さ

・パソコンデスク高さ・・・60cm~70cm
・椅子の高さ・・・37cm~43cm 

こうしてみると、ダイニングテーブルだと少し高いように思えますね。

でも、パソコンデスクだって高い方の寸法は70cmなんだから、ダイニングテーブルと比較しても2cmしか変わらないじゃない?そんなに違うか?

そこでひとまず1日ダイニングテーブルを使って仕事をしてみることにしました。

結果、やっぱり肩がこる!

たかが2cmなのですが、そこへパソコンを置き、キーボードの上に手を乗せて作業をしているとどうしても肘の高さより手が上になり、それにつられるのかだんだん肩が上がった姿勢になってしまうんですね。やはりダイニングテーブルは食事をとるために作られたもの。

在宅勤務のように、長時間作業になってくるとデスクの高さが快適な作業のキーポイントになってくるようです。

テレワーク用デスク・チェア(椅子)の最適な高さ

疲れにくい快適な姿勢とは?

ではパソコン作業をするのに快適な姿勢についてポイントを見ていきましょう。

・上腕を垂直、肘が90度以上になるようにする
・腕は、デスクまたは椅子の肘で支える
・足裏全体が床につく姿勢をとれること
・パソコンの画面は水平目線より下であること

こうして見るとやはり、デスクの高さが高いことによって肘より手の高さが上がってしまうことが疲れる原因の一つである事がわかりますね。
また、デスクが高すぎるとパソコンの画面が目線より上になってしまう場合もあるかも知れません。

快適な机の高さは身長が関係している!

こういったパソコンデスクなどの様々な家具は、私たちが使いやすいように、人体寸法や使う人間の動きを計算して設計されています。
まず、疲れにくい快適な姿勢をキープするために「足裏全体が床につく姿勢をとれること」をクリアしようとすると、おのずと椅子の高さが決まってきますね。

つまり、快適な机の高さは、個々人で異なる「身長」に関係します!

平均身長を160センチと仮定すると、床面から椅子の座面までは大体39~40cmになるといわれています。

これは身長の4分の1の高さです。

それに対して、デスクの高さは作業の姿勢をとったとき肘が90度以上になるあたりをキープすればよい、ということになります。
ちなみにこの椅子の高さとデスクの高さの差を「差尺」といいますが、差尺は(身長㎝×0.55)÷3 で算出できるといわれています。

※下のフォームで計算できます!

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在宅勤務(テレワーク)におすすめなデスク・机の選び方

以上のことから在宅勤務をするのに疲れにくい理想的なデスクの高さは人によって差があるということがわかると思います。
また、作業をしているうちに、もうちょっと低い(高い)方が楽、などということも出てくるでしょう。

そういったことに対応できるように

・新しく購入するのであれば ⇒ 理想は高さが自由に調整できるもの
・机の高さが調節できないのであれば ⇒ 椅子の高さが調節できるもの

をえらび、

・身長の4分の1の高さの椅子
・デスクの高さは椅子の高さ+差尺

を目安に選んでいくと良さそうです。

まとめ:【テレワーク用デスクの選び方】椅子の高さは?在宅勤務の肩こりに!

  • 長時間の在宅勤務では、疲れを貯めない為にも姿勢に注意
  • 理想は椅子に座ってデスクに向かうスタイル
  • 集中して作業をする為には、理想的な作業姿勢をとれるデスクの高さを選びたい
  • 理想的なデスクの高さは身長によって変わってくる
  • 椅子の高さは身長の約4分の1(足が床に自然につくのが理想)
  • デスクの高さは作業姿勢を取ったとき、肘が90度より小さくならないと良い 

長引くテレワーク、心も体もちょっぴり疲れてきますよね。今回は在宅勤務が快適になるデスクの高さについてまとめてみました。職種によっては今後も在宅勤務が主流になる時代が来るかも知れません。

自分に合ったデスクを選んで、自宅でも効率よく仕事ができる環境を手に入れたいですね。

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