就職や転勤、突然にスタートする「初めての一人暮らし」。揃えたい家具は山ほどありますが、その中でも毎日使うベッドは少しでも良いものを買いたいところ。
皆さんはどの様に選んでいますか?
「せっかく買い換えるなら、丈夫で長く使える物が良い!」
「それにメンテナンスも簡単なものが良いな。」
なんて考えすぎた結果、なかなか決められない、と言うことも多いかと思います。金額も大きく、毎日使う物なので、妥協はしたくないですよね。
それに湿気の多い日本では、ベッドのお手入れが難しく、「せっかくお気に入りのベッドを買ったのにカビが生えてしまった!」と言うことも日常茶飯事です。
今回は、そんな失敗をしない為に、あらゆる悩みをスパッと解決してくれる、「すのこベッド」を紹介します。デザインと機能性、両方に優れた「すのこベッド」。
是非、お気に入りを見つけてください。
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すのこベッドとは?
「すのこ」とは、木材や竹材を一定の間隔で角材に打ち付けたもののことを言います。
木材の場合は、通気性、吸収性にすぐれた「ひのき」が使用されることが多いです。材質強度に粘り気があるため、ひび割れにも強いとされています。
日本では昔から、滑り止め防止でお風呂場に使われたり、湿気によるカビを防止するために押入れの床部分に多く使われてきました。
そんな、すのこの良いところを応用して作られたのが「すのこベッド」なのです!
すのこベッドの特徴とメリット・デメリット
すのこベッドは、主にひのきや杉、パイン材などの木材から作られています。
通常のベッドとは違い、通気性がよく湿気を逃しやすいのが特徴です。
人は寝ている間、コップ1杯分の汗をかくと言われ、それがマットレスに染み込み、ベッドの枠組みに湿気が溜まってカビになります。
すのこベッドは、この枠組み部分がとても風通しの良い設計になっているので、カビの発生を抑えられます。
すのこベッドのメリット
ここで改めて、すのこベッドのメリットを見ていきましょう。
①通気性に優れていてカビが生えにくい
すのこベッドの特徴でも解説した通り、ベッドの枠組みにすのこを使用することで、板と板の間に空気が流れ、湿気を逃す働きがあります。
それにより、雑菌が繁殖しにくくカビの発生を抑制します。
②夏も快適に寝られる
日本の夏は、高温多湿で常にじめじめ。とても寝苦しいですよね。
そんな時でもすのこベッドは、布団やマットレスにも風を通しやすいので、夏でも涼しく快適に眠ることができます。
③掃除が楽ちん
これはベッドのタイプにもよりますが、すのこベッドには、折りたたみ式のものや、脚付きのものもあります。
ベッドの下に隙間ができるので、掃除機もかけやすく、折りたたんでしまえばとても簡単に掃除ができます。
④スペースを有効活用できる
折りたたみ式のすのこベッドの場合は、使わない時に仕舞っておくことで、ベッド分のスペースを有効活用できます。また、折りたたんだベッドに布団を干すこともでき、一石二鳥なのです!
⑤癒し効果がある
すのこベッドは通常は木材を使用するため、金属のベッドと違い、木のぬくもりや香りを楽しむことができます。また、日本の住宅に馴染みやすいというメリットもあり、部屋の雰囲気を和ませてくれます。
⑥マットレスでも布団でもOK
これもベッドのタイプによりますが、すのこベッドは、マットレスでも布団でも対応できる物がほとんどです!なので、今まで使用していたマットレスや布団はそのままで、枠組みだけを購入したい!と言う方にもおすすめです。
すのこベッドのデメリット
メリットだらけのすのこベッドですが、少なからずデメリットもあるので確認しておきましょう。
デメリット①:冬は寒さを感じやすい
通気性が良く、夏は快適なすのこベッドですが、冬には寒さが気になる場合もあります。床を流れる空気が冷たいと、マットレスに伝わり、冷気を感じやすいのです。
そんな時は、床にラグやカーペットを敷きましょう!冷たい冷気をシャットアウトできます。
デメリット②:マットによっては硬く寝にくい
すのこベッドは、その構造上、背中に硬さを感じやすくなっています。すのこベッドは、マットレスでも布団でも使用できますが、柔らかめの寝心地が好みの方は、厚手のマットレスを用意すると良いですね。
デメリット③:きしみ音が気になる
これは、すのこベッドの形状の問題で、寝返りを打ったときなどに、木材がきしむ音が気になります。
その場合は、クッション性の高いマットレスを使用し、体重や振動が直接すのこに伝わないよう、工夫をすることで防げます。
失敗しない!タイプ別・すのこベッドおすすめ10選
それでは、実際にどのようなすのこベッドがあるのか、一緒に見ていきましょう!
一口にすのこベッドと言っても、素材や形、性能など、様々な種類があります。こちらでは、タイプ別にすのこベッドを紹介しているので、是非自分に合ったお気に入りのベッドを見つけてくださいね。
空間を広く見せる「ロータイプ・すのこベッド」
まずは、すのこベットの基本形、ロータイプのベッドから見ていきましょう。ロータイプのベッドは空間を広く見せてくれて、圧迫感が軽減されるのでワンルームや一人暮らしにおすすめです。
1.STAIR「多機能すのこベッド」
このすのこベッドは、部屋を広く見せてくれるだけでなく、フレームにマットレスを乗せれば、ちょうど良い高さのソファとしても利用できるので、まさにワンルームにぴったりです。
また、360℃ぐるりと一周小物を置けるスペースがあります。スマートフォンや時計、文庫本など、ベッド周りに必要なものが置けるので、とても便利です。
2.LOWYA 「ゆったりセミダブル・すのこベッド」
体が大きい男性でもゆったり休めるセミダブルサイズのすのこベッド。こちらも、ロータイプのベッドではありますが、掃除機が入る程度の隙間があるので掃除も楽ちん。
小物を仕舞う収納スペースとしても使えます。無垢材だからこそ味わえる木特有の質感や木目、他に2つとない、世界に1つしかないあなただけの特別なベッドが選べます。
3.LOWYA 「見た目スッキリすのこベッド」
こちらは、天然木の様なリアルな質感のプリントペーパーを使ったすのこベッドです。天然木のように見えて、キズや水に強いのが特徴。
そして、このベッドはマットレスをすぽっと落とし込む「ドロップマット」構造を採用しています。マットレスと共に、シーツの折込み部分もフレームの内側に入るので、マットレスのズレやシーツ崩れも防止してくれます。
4.AiR Raise 「1秒で布団干しができる!すのこベッド」
【2018年グッドデザイン賞受賞】みやび格子すのこベッド エアライズ 桐
こちらのすのこベッド、マットレスではなく布団を敷いて使えば、起きてから1秒で全く力を加えず、布団干しができちゃう優れものなんです!
秘密は、すのこに付けられたバネのアシスト機能!ローラーでスムーズに持ち上がり、しっかりA型をキープしてくれるので、億劫な布団干しが1秒で終わります。
お掃除楽ちん「すのこベッド」
次は、脚が付いていて、ベッドの下に空間があるタイプのすのこベッドを紹介します。掃除機も楽に入り、ちょっとした荷物はベッド下へ、、。スペースを有効活用できるので、収納が少ない部屋にもおすすめです。
5.La’LuCe「木製のすのこベッド」
La’LuCeオリジナルの、木製のすのこベッドです。すのこの部分を、M字に折りたたむことができるので、女性でも簡単に布団の部屋干しが行えます。コンセントが二口付いている点も嬉しいポイントですね。
6.Scala 「3段階高さ調節付きすのこベッド」
3段階高さ調節 すのこ すのこベッド パイン材 耐荷重200kg
こちらは、天然木の継ぎ脚が付いているので、26cm、16cm、6cmと言うように、好みの高さに設置することができます。
また、強さと美しさを持つ北欧産パイン無垢材を使用しているため、強度が高く、長く使うほどにあじが出てくるのが特徴です。
7.家具の里 「お部屋に馴染みやすいシンプルなすのこベッド」
無駄な装飾を取り除いた、和洋どのお部屋にもマッチする、シンプルなすのこベッドです。
ヘッドボードにはアルダー材を使用しているので、木の素材感を感じられる温かみのある色合いで、ほっと一息つける安らぎのある空間を演出してくれます。
8.Vinder2 「折りたたみ式 樹脂製すのこベッド」
こちらは、特に湿気が気になる人向けの、樹脂製すのこベッドです。
木製のすのこと違い、変色やカビ、シミの心配もなくとても衛生的。使わない時は、折りたたんで収納可能なので、ワンルームに最適です。
大人の秘密基地「ロフトタイプ・すのこベッド」
最後は、「こんなすのこベッドがあったのか!」と思わせてくれる、オシャレかつ多機能なすのこベッドを紹介します。つい皆に自慢したくなってしたくなってしまう、贅沢な大人の秘密基地です。
9.LOWYA 「手が届くたっぷり収納があるすのこベッド」
使う人のことをどこまでも考えた、ありとあらゆる物がたっぷり収納できる、ロフトタイプのすのこベッドです。
すのこベッドなので通気性が良く、億劫になりがちなメンテナンスも楽ちん、そしてすっと手が届く場所に本や雑貨が置いておける。ベッドの枠を超えたロフトベッドです。
10.LOWYA 「ハンガーラック付きのすのこベッド」
一人暮らしが楽しくなる、アイディア次第で可能性がぐんと広がるすのこベッドです。湿気がたまりにくく、90kgまで耐えられる丈夫な構造。
ベッド下は、書斎にもなり、仕事後はそのままベッドへ。ハンガーラックには、翌日着る服を掛けておけばクローゼットを開けることなく出勤できるので、朝の支度も驚くほどスムーズになります。
まとめ:【失敗しない!】すのこベッド10選。デメリットと選び方
最後にざっくりと、記事をまとめておきます。
- すのこベッドは通気性にすぐれ、湿気が多い夏でも快適に眠れる。
- 軽量で折りたためるものが多いので、掃除も楽ちん。
- 冬に寒く感じたり、きしみ音が気になる方は、マットレス選びを慎重に!
- ラグを敷いたりして対策すると◎
- 様々なすのこベッドがあるので、自分にぴったりのものを選ぼう!
日本特有の気候に合わせて作られたすのこは、通気性、吸収性に優れているだけでなく、癒し効果もあります。
掃除やメンテナンスが難しいベッドの悩みをスパッと解決してくれるすのこベッドで、快適なくらしと癒しの空間を手に入れましょう。
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