この記事では、腰痛マットレスとして人気の高反発マットレスについて紹介しています。
腰痛対策には高反発・硬めの寝具がいいと言われますが、そのメリットやデメリット、低反発マットレスとの違いなどもわかりやすく解説していきます。本当におすすめできる腰痛マットレスも6つご紹介します。
腰痛対策には高反発マットレスがいいって聞くけど、たくさんあって選べないんだよね…
そうだよね!マットレスは選び方が大事だから、ポイントやおすすめの腰痛マットレスを紹介していくね!
「マットレスが合わず腰痛が悪化した」「高反発マットレスの選び方がわからない」
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、腰痛対策に人気の高反発マットレスについて、その特徴や選び方の注意点について解説しています。
腰痛対策を考えている人は是非、最後まで参考にしていただければと思います。
【腰痛が治った?】マットレス5選。口コミから失敗しない効果的な選び方
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腰痛マットレスは硬めがいいって本当?
一般的に、腰痛対策のマットレスと聞くと、「高反発のもの」「硬めのもの」がいいと聞くことが多いと思います。
ここではそもそも、高反発マットレスがどういうものなのか?その特徴やメリット・デメリットなどについて説明していきます。
高反発マットレスの基本
まず、高反発マットレスとは、体重などかかった力に対する反発力が強いマットレスのことをいいます。
低反発か高反発かというのは。JISによって決められた測定結果を元に出した反発弾性力を元に振り分けられるのです。
分類 | 反発弾性率 |
---|---|
低反発 | 15%未満 |
一般(レギュラー) | 15%~49% |
高反発 | 50%以上 |
高反発マットレスと言われるものでも、厳密にはこの反発弾性力が49%以下のものも多く、しっかりと50%以上と記載されているものが高反発マットレスと言えます。
低反発マットレスとの違い
低反発マットレス | 高反発マットレス | |
寝心地/特徴 | 身体にフィットする 体圧分散性が高い | 適度な反発力があり、寝返りがしやすい 体圧分散性が高い |
メリット | 横向き寝でも肩が浮かず、寝姿勢が崩れない 痩せ型・体重が軽めの人におすすめ | 腰痛対策に効果がある。 |
デメリット | 体重が重い人は沈み込みすぎ、寝姿勢が崩れる | 体重によっては硬すぎて身体が浮きやすい |
それぞれ合う人・合わない人がいますが、腰痛対策で考えるのであれば高反発マットレスがおすすめです。
腰痛マットレスに高反発がおすすめの理由
高反発と低反発マットレスの違いについて説明しましたが、ここではなぜ腰痛対策には高反発マットレスがいいのかをお伝えしていきます。
高反発マットレスの特徴と腰痛対策の関係性
- 寝返りがしやすい→血行を促進し、ストレッチ効果を高めてくれる
- 反発力があり体圧分散性が高い→腰への負担を軽くしてくれる。
- 正しい寝姿勢で寝られる→身体の歪み防止になる
睡眠時の腰痛の原因は「身体の歪み」と「負担の一点集中」です。
それを予防するためには、①自然な寝返りができること②身体の重さを均等に分散できること、この2点が大事になっていきます。
そのどちらも叶えてくれるのが、高反発マットレスということなんです。
高反発マットレス=硬めではない
高反発マットレスときくと、硬めのマットレスを想像される方が多いと思います。
しかし、厳密に言うと反発力と硬さは別のものなのです。
先程紹介したように、反発力は反発弾性力というもので決めらますが、硬さは別の測定方法に基づき決定します。
- 反発弾性力…試験片に、定められた高さから鋼球を落下させ、跳ね返った高さから反発弾性率を求める。(JIS K 6400-3)
- 硬さ…定められた条件下で、試験片に、定められた変形を与えるのに要する力を求める。(JIS K 6400-2)
硬さについては、加圧版を使って圧力をかけた試験となり、N(ニュートン)という単位で表記されます。
腰痛対策をしたいいからといって、いきなりニュートン数の高いものを購入すると、体重に合わず身体を痛める原因にも。
高反発マットレスでも硬さに関しては、種類があるので体重が合うものを選ぶようにしましょう。
そもそも、測定方法が違うんだね!
そうなの!でも実際には反発力が高いほうが、寝たときの体感が硬いと感じられることが多いので、高反発マットレス=硬めといわれるんだよ。
腰痛マットレスで硬めが合わない人は?
腰痛対策には高反発・硬めがいいといっても、硬いマットレスが合わない人もいるのかな?
そうだね。マットレスの硬さ選びは体重との相性があるんだよ。
体重が軽い人
硬めのマットレスが合わない人の代表としては、体重が標準より軽い方です。
具体的には45kg以下の方などが、いきなり190Nなどハードなマットレスで寝ると、腰痛を悪化させてしまうなんてこともあります。
体重に対してマットレスが硬すぎる場合、沈み込む力が弱いため、腰や肩が浮き「く」の字の寝姿勢になってしまいます。
圧迫感を感じ、腰や肩に余計な力が入ってしまうため負担が大きくなってしまいます。
体重が軽い人は高反発マットレスの中でもN値が低めのものや、低反発フォームも併用したマットレスなどがおすすめですよ。
横向き寝が多い人
次に気をつけたいのは寝るときの姿勢です。
横向き寝の場合、肩の部分にも力が集中します。
硬すぎるマットレスだと、そこの部分が沈み込まず浮いてしまい、肩こりを引き起こす可能性があります。
横向き寝が多い方は、センターハードマットレス(腰部分が硬い)ものや、上部と腰部で硬さが選べるものがおすすめです。
その他にも、ゾーニング加工がされたものや、低反発素材と組み合わせた多層構造のものもおすすめです。
硬めの腰痛マットレスでおすすめしない選び方
ここからは硬めの腰痛対策マットレスを買う時に、気をつけたいポイントをいくつか説明していきます。
体重に対して硬すぎるマットレス
先程お伝えしたように、いくら硬めのマットレスが腰痛予防になるといっても、体重にあっていない場合は逆効果です。
体重 | ニュートン値 | 硬さ |
50㎏以下 | 100N~140N | やや柔らかめ~普通 |
50㎏~80㎏ | 150N~170N | 普通~やや硬め |
80㎏以上 | 180N~200N | 硬め |
こちらはあくまでも目安となりますが、硬さ選びをする際に参考にしてみてください。
また、マットレスの構造によって実際の体感は変わってくるので、不安な人はお試し期間がついているメーカーなどもおすすめです。
一般的に、新しいマットレスは身体に馴染むまで数週間かかると言われています。
厚みが薄すぎるマットレス
次に気をつけたいのは、厚みです。
どんなに機能性が高いマットレスでも、薄すぎるマットレスを単体で使うのはおすすめできません。
なぜなら、使っているうちに当然へたってきて底付き感を感じやすくなるからです。
最低でも8cm以上の厚みがあるものを選び、体重が重い方や筋肉質の方は10cm前後のものを選ぶようにしましょう。
厚みが5cm以下のものはトッパーマットレスといい、他の寝具と重ねて使うことで寝心地を改善できるアイテムになります。
硬め・腰痛マットレスおすすめ6選(高反発)
【ベッドマットレスなら】コアラマットレスNew
ベッドマットレスで腰痛対策をするならコアラマットレスNewがおすすめです。
ゾーニング加工が施されているので、身体の部位に合わせた反発力が心地よく、体圧分散にも優れています。
また、腰の部分にサポートベースが入っているので、1番負担がかかるところをしっかりサポート。
中は3層構造となっており、上層は低反発と高反発との融合素材、下層部に高反発フォームを採用。
表面はリバーシブルで「硬め」「普通」で選べるのも嬉しいポイントです。
毎日朝起きると腰痛で、しっぷを数カ所貼って寝る生活をしていました。元々腰痛持ちなので、ベットマットレスは気にして、フランスベッドを使っていましたが、酷くなるばかりだったので評判を見て購入しました。
Amazon商品レビュー
これが、あまりに想定外で、翌日から腰痛がほとんどなくなり、シップもしなくて良くなりました。体に合うベッドマットレスは大事だなと思ったところです。柔らかいので、身体が沈む分、夏場は少し暑いかなと思いますが、カバーで涼しいやつがあるので困りません。感動しましたので、星は5つにしました!
ゼロディスターバンス技術も取り入れられているので、夫婦やカップルで寝てもお互いの寝返りなどが気になりませんよ。
【直起きするなら】雲のやすらぎプレミアム
直置きしたいのであれば、厚みがしっかりある雲のやすらぎプレミアムがおすすめです。
17cmの厚みがあるので、例えば体重が重い人でも底付き感を心配する必要がありません。
中は特殊の5層構造となっており、凸凹加工の施されたフォームにより、点で身体を支えてくれます。
包み込まれる感覚もありつつも、しっかりとした弾力性があるので、寝返りもしやすいと評判です。
硬さは150Nと柔らかすぎず、硬すぎないちょうどいい硬さとなっています。
また100日間の返金保証期間もあるので約3ヶ月、じっくり試すことができるのも嬉しいですね。
三つ折りタイプもあり、そちらは上部・腰部で硬さが違うので横向き寝の人にもおすすめです。
【寝返りのしやすさなら】モットン
寝返りがあまり打てていないと感じる人にはモットンがおすすめです。
モットンのマットレスは日本人の体型などを考慮し、研究を重ね寝返りのしやすさにこだわって作られいます。
また硬さが140N・170N・280Nと3種類あり、体重に合わせて選べるのもポイントです。
高反発マットレスでも、しっかりとあなたの体重・体格に合わせた硬さを選べるので、体重が軽い人にもおすすめです。
90日間の返品・交換保証期間もあるので、安心して試すことができます。
【三つ折りタイプなら】ライズ スリープマジック極厚マットレス
ライズのスリープマジック極厚マットレスは三つ折りタイプでありながらも、14cmの厚さがあるのがポイント。
中材は波型の加工が施されており、通気性の良さと体圧分散性の高さ、どちらも叶えてくれるマットレスです。
口コミを見ていると「硬め」というものが多いので、体重が重い方や・筋肉質の方にピッタリのマットレスと言えるでしょう。
折りたたみ可能なので、収納する時はもちろんですが、取っ手付きで持ち運びも楽にできます。
元からの腰痛に加えヘルニアまで発症したことで本品を買いました。
楽天市場レビュー
かなりの高反発(N値)なことで実際の使用感が心配でしたが、価格が有名他社に比べ安い事、へたりにくいだろう事に期待して購入を決めました。
14センチシングルですが、正解でした。将来的な腰部分のヘタリを考え、マット位置を交換できる三つ折りの本品を選びました。ギリギリ自分でも運べて圧縮していないことに安心感があります。匂いは全くありません。
158センチ70キロの私。しっかりした硬さだけど表面はちゃんと身体に合わせる柔らかさがあり、たまご型が苦手な私にはウェーブのフィット感が良いです。
いつも腰の痛みで熟睡できず朝方寝返りしては薄ら起きていたのが、初めての晩からほぼ朝まで眠れてビックリでした。
【横向き寝が多いなら】エムリリー優反発シリーズ
横向き寝が多い方や、体重が軽い人におすすめしたいのがエムリリーの優反発シリーズ。
こちらは低反発と高反発のいいとこどりをしたような新感覚の素材を使用。
モチッとした感覚でありながらも、しっかりと身体を支えてくれる寝心地が人気です。
上層部の優反発フォームは80Nと柔らかめですが、下層部には140Nの高反発素材を採用し、ちょうどいい硬さとなっています。
硬すぎず柔らかすぎない素材のため、横向きに寝ても肩周りの圧迫感がないんですよ。
【コスパ重視なら】エコラテエリート
コスパ良く、質の良いものがほしいという方にはエコラテエリートがおすすめです。
7つのゾーンに合わせて形状の異なるカット方式を採用したマットレスが身体にフィットし、しっかりと体圧を分散してくれるのが特徴です。
2層構造となっており、表面は優しくフィットするフォーム、下層部は200Nと硬めの素材を使用することで適切な反発力で身体を押し上げてくれます。
思ってたより高反発でしたが表面の凹凸が程よく体圧を分散し丁度良い感じで、以前に使用していた高反発マットレスは凹みが出来る程ヘタって
Amazon商品レビュー
朝起きると腰が痛かったですが、今はほとんど痛みを感じず、寝付きも良くなりました。
リラックスして熟睡出来るからか以前よりも30分ほど早く目が覚める様になり寝起きも良くなった気がします。
私は体重が重く直ぐにヘタってしまうので6000円ほどの安物を頻繁に買い替えをしていましたが、今までのマットレスと比べると戻りが良く
まだ1ヵ月も使用していませんが耐久性の良さも実感しています。
機能性が高く低価格なだけではなく、耐用年数も他社メーカーとほぼ変わりません。お試し期間もついているので安心ですよ。
まとめ:腰痛マットレスは硬め?高反発と低反発の違い
いかがでしたでしょうか?
腰痛マットレスには色々な種類がありますが、改めて高反発マットレスを選ぶ時の注意点を確認しましょう。
- 高反発マットレスの中でも、硬さは体重に合ったものを選ぶ。
- 横向き寝が多い人には多層構造や、柔らかめの素材を併用したものがおすすめ。
- 底付き感を防ぐために、厚みは8cm以上のものを選ぶ。
- お試し期間があるものだと、実際の硬さ・寝心地を試せるので安心。
腰痛対策にといきなり高反発で硬いものを買うのではなく、あなたの体格に合ったものを選ぶようにしてみてくださいね!
【比較!】腰痛マットレスランキング16選!おすすめしない対策と選び方